完全オンプレミス AIナレッジシステム

完全オンプレミス AIナレッジシステム

機密情報を一切外部に出さない、次世代の社内専用AI・自動化基盤

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完全オンプレミス AIナレッジシステム

機密情報を一切外部に出さない、次世代の社内専用AI・自動化基盤

日付: 2026年7月10日

開発の背景:クラウドAI導入の壁

製造現場や金融機関において、AI活用による業務効率化が急務ですが、最大の障壁があります。

厳格なセキュリティポリシー(データ・ガバナンス) 🛡️

ChatGPTやGemini等の外部クラウドAPIを利用することは、「社内の機密情報・製造ノウハウをインターネット経由で社外へ送信する」ことを意味し、セキュリティ部門の許可が下りません。

既存SaaSの連携不可 🔗

LINEやSlack、Zapier等のSaaSツールは外部インターネットへの接続が前提となるため、工場内の閉域網(オフライン環境)では利用できません。

解決アプローチ:完全オンプレミス(閉域網)構成

「脳(AI)」「神経(自動化ツール)」「記憶(データベース)」のすべてを、自社ネットワーク内のローカルサーバーに構築します。

  • データ漏洩リスクは「ゼロ」: インターネットに1バイトもデータを送信しないため、どのような機密情報でもAIに学習・処理させることができます。
  • API従量課金も「ゼロ」: 何度AIに質問しても、どれだけ長文を処理させても、クラウドAPIのような月額の従量課金は一切発生しません。

システム構成図 (Architecture)

情報を外部に出さない、セキュアなローカルスタックです。

graph LR
    User["社員<br>社内PC/スマホ"] -- 1. 質問・指示 --> Chat["社内チャット"]
    Chat -- 2. Webhook --> n8n["自動化ツール<br>n8n"]
    n8n -- 3. 検索 --> VectorDB["社内ナレッジDB<br>Qdrant / PostgreSQL"]
    VectorDB -- 4. 過去文書 --> n8n
    n8n -- 5. プロンプト送信 --> LocalAI["ローカルAI<br>Ollama / Llama3"]
    LocalAI -- 6. 回答生成 --> n8n
    n8n -- 7. 返信 --> Chat

※ すべてDockerコンテナとして1台〜数台の社内サーバー内で完結します。

ハードウェア要件とコストモデル

ローカルでAIをサクサク動かすためには、初期のハードウェア投資が必要です。

推奨スペック:

  • メモリ(RAM): 16GB 〜 32GB以上
  • GPU (必須): NVIDIA RTX 3060 / 4060 等 (VRAM 8GB以上)

コストモデルの変化:

  • 従来 (クラウドAI): 初期費用0円 + 毎月のAPI従量課金(変動・継続)
  • 本提案 (オンプレ): 初期サーバー調達費 (約15万〜30万円) + 毎月のAPI代 0円

初期投資はかかりますが、情報漏洩リスクの排除と、長期間の運用コストを考慮すると極めて高いROIを発揮します。

ナレッジ回答「以外」の高度なユースケース

単なる社内Q&Aチャットに留まらず、n8nと連携することで現場の泥臭い業務を自動化します。

🚨 機械エラーログの「人間語への翻訳」
装置のエラーコードをn8nが検知し、AIが「冷却水不足の可能性。バルブAを確認して」と分かりやすく社内チャットへ警告。

📝 手書き日報・メモの「自動構造化」
自由記述の引き継ぎメモをAIに読ませ、発生日時・設備・担当者を抽出。社内DB(Excel/SQL)へ自動入力。

🌐 機密文書の「安全な多言語翻訳」
DeepLに投げられない未公開仕様書を、専門用語を維持したままオフラインでベトナム語等へ翻訳。

オフライン環境での保守・アップデート

インターネットに繋がっていなくても(エアギャップ環境)、安全にAIを賢く保つ運用が可能です。

USBメモリを使ったアップデート 💾

  1. インターネットに繋がる別PCで、最新のAIモデルファイル(.gguf)をダウンロードし、USBメモリに保存。
  2. 工場内のオフラインサーバーにUSBを挿し、Ollamaへインポート。

メリット: システムを一切オンラインにさらすことなく、常に最新のAI技術(新しいLlamaモデル等)の恩恵を受け続けることができます。

まとめ

「完全オンプレミス」 × 「n8n + ローカルLLM」

この構成は、単にクラウドを社内に持ってきただけではありません。 外部接続が絶対に許されない厳格なセキュリティ要件の元で、最新のAIによるテキスト処理能力と、自社専用の自動化(RPA)を両立させる唯一の現実的なアプローチです。

ご承認いただき次第、PoC(概念実証)用のサーバー調達とプロトタイプ構築へと移行いたします。